こんにちは!
3月から本格化する企業エントリーと採用選考。
外資やマスコミ、ITなどの一部企業は既に昨年下旬から選考を始めていますが
多くの会社では就職サイトや大学での求人情報開示が始まる3月に焦点を合わせています。
ここから一気にエントリーシートや履歴書などによる書類選考、筆記試験、
面接(グループディスカッション・グループワーク含む)を通じて選考は進んでいきます。
3月会社説明会&エントリー開始、6月選考開始と言われていますが
実質的には「6月」という垣根はほとんど存在せず、
3月からエントリーと選考が同時進行していくと思われます。
そんなこれから始まる新卒の採用選考のなかで、
文系はもちろん、理系の技術職であっても意外にも実施されないものがあります。
それは『実技(技術・スキル)試験』
もちろん全ての会社に該当するわけではありませんが、
例えば技術系でもあっても実際にCADで何か設計する試験があるわけでもなく、
その場でプログラミングを行なう試験があるわけでもありません。
また文系の総合職であっても営業のロールプレイをするわけでもなければ、
事務職であってもパソコン技能試験を行なうわけでもありません。
では何をもって皆さんのスキルや専門性を判断するのかというと「言葉」です。
皆さんが伝えてくれる言葉で皆さんのスキルや専門性、またそのポテンシャルを判断し、
加えて組織の一員として仲間にできるかどうかという「人物像」を評価していきます。
従って実技試験がほとんど行われることのない新卒の採用選考において
皆さんにとってのメインアイテム・武器になるのは「言葉」と「人物像」だといえると思います。
だからこそ言葉で大切にしたいのは、相手に本当だと理解してもらうことであり
相手が納得するうえで強い要素となる根拠(事例と理由)を伴う伝え方、
いわゆる論理的表現力を発揮していくことです。
コミュニケーション能力などは、初めて会ったとしても対話のなかで判断できますが
初めて会った人間の技術面、スキル面、専門性を判断しようと思ったら
それを裏付ける証拠、いわゆる事例が必要になる。
だから論理的表現力が求められる。そう理解してもらえたらと思います。
長所も短所も、大学時代に身に付けたことも整理できたし、
自己分析もそろそろ完成かなと思った時には、再度、事例を中心とした根拠で裏付けができているか
第三者に客観的に聞いてもらうなどして見直していきたいですね。