こんばんは!
今回は自己分析に関するお話です。
自己分析とは、基本的に自分の「興味・能力・価値観」を整理するものだと言われています。
このうち、興味・価値観については、
それぞれ自分の中にその答えがあり自分で整理できると思います。
しかし、能力については自分が認識するものがその通りだとは言えなかったりします。
なぜなら、特に就職に向けて整理すべき能力とは、
その能力の発揮が仕事の評価・対価につながるものであることが大切で
自分よりも、評価をする「他者」に認識されるものを指すからです。
それは外に向けて“アウトプット”できる力だといえます。
言い換えると、自分の内に秘めるのではなく“外に向けて発揮”できる能力です。
その能力をアウトプットできるからこそ、
それが仕事の成果を生み、その成果に対する対価(報酬・給与)を得ることができます。
ということで、自分の能力を整理するときに、積極的に行なってほしいこと。
それは、他者の目に自分がどのように映っているかを分析していくことです。
家族、友人、クラスメート、クラブ・サークルやアルバイト先のメンバーなどから見て、
自分がどのような力を持っているかぜひ聞いてみることです。
なぜなら、他者が皆さんに対して感じている力は、
まさに皆さんが日頃、周囲に向けてアウトプットしている力だからです。
逆に他者は皆さんがアウトプット・発揮している力しか知りません。
他者は皆さん自身ではないから思い込みもなく、内に秘めている力も知らず
純粋に日頃、皆さんが周囲に向けてアウトプットしている力を客観的に教えてくれると思います。
この他者の目に映る自分を知ることができれば、
一気に自己PRの元となる能力の整理が進むと思いますよ。
またどんなときにそのように思ったかもということも聞けたら、
自己PRに不可欠な「エピソード」として取り上げることも可能になるでしょう。
他者から見た自分の理解、これを「他己分析」といいます。
さらにその自分への印象を聞く他者は、知り合いばかりでなく初対面の人であれば
初対面評価が行なわれる本番の面接などに向けてより重要な他己分析になると思います。
私も就任している大学では就職セミナーを初対面の学生同士で組むグループワーク型で進めていますが、
それもまた初対面同士の印象をフィードバックし合うことで、
貴重な他己分析の機会にもしていくことを目的にしています。
バタバタになる3月になる前だからこそできる他己分析。
ぜひ積極的に進めてほしいと思います。