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インターンシップ経験が最下位?企業が重視する順位

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こんにちは。


本日ここで紹介したいのは「企業が学生の採用にあたって重視した点」の集計データ。

これは日本経団連が加盟企業に調査し公表したいま現在最も新しいデータですが、

自己分析や自己PRを考えていくうえでの参考にしていただけたら幸いです。


いくつか参考にするうえでのポイントを述べておきますね。


まずこの調査において12年連続の不動の1位である「コミュニケーション能力」ですが

これは伝える力や傾聴力、人間関係を自発的・積極的に作れる能力などの総称であり、

自己PRで「コミュニケーション能力」を取り上げるなら、もう少し細分化したいところです。

例えば自己PRで単純に「私はコミュニケーション能力があります」と話しても、

「それはどんなコミュニケーション能力を指すのか?」ということになります。

特に最近はコミュニケーション能力の中でも、

他者を思いしっかり受け止めるという意味での傾聴力などとても重視されています。


そして、その他上位に位置するものを見れば、

社会人として自ら考え行動する力(主体性、チャレンジ精神)や

組織の一員として働くことのできる力(協調性、誠実性)が重視されていることが分かります。


逆に少し意外かもしれないのは下位の内容。

「クラブ・ボランティア活動歴」や「保有資格」「留学経験」などがなぜ低いか?

最近注目されている「インターンシップ受講歴」に至っては最下位です。


例えば自己PRにおいてクラブ活動やボランティアなどのエピソードはとても好感を持たれます。

より高度な資格の取得なども実際には高い評価に値します。

積極的にチャレンジした留学にしてもインターンシップしても同様です。


しかしこの順位に一つのオチがあるとしたら

企業が学生に期待しているのは、何をやったのかというそれぞれの対象そのものではなく

それぞれの対象を通じて身に付けた能力や姿勢だといえます。

いわゆる「クラブ活動をやっていました」ではなく「インターンシップに行きました」でもなく

それらを通じて今後の就職に再現できる何を身に付けたのかを振り返ってほしいということ。


特に自己PRでは問題解決、課題解決のエピソードを期待していて

それぞれの活動や実績のプロセスの中にある問題解決、課題解決の話を通じて

仕事に再現できる力の持ち主かどうかを評価します。


いわゆる自己PRで大切な視点は「WHAT」ではなく「HOW」であり、

「何をやったか人か」ではなく「どうやって問題解決した人か」を見ているといえるでしょう。


さあ、皆さんは自分のPR材料にどんなエピソードを取り上げますか?

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