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学生と企業の「選び選ばれる関係性」

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こんにちは!


就職活動は企業と学生それぞれが

「for me(自分本位・選ぶ側)」と「for you(相手本位・選ばれる側)」の姿勢を

交差させながら進行し、WIN-WINの関係を築いていくものだといえます。


交差とはある段階でそれぞれの姿勢がチェンジする(すべき)ということ。


例えば、応募に至るまで学生は「for me(自分本位・選ぶ側)」であり

企業は「for you(相手本位・選ばれる側)」の立場となります。

よって企業は学生に選ばれるために学生にとってメリットとなる自社の強みを説明会やHPでPRします。


そして企業から学生に対するその「for you(相手本位・選ばれる側)」の姿勢が叶って

いよいよ学生に選ばれると、今度は立場を「for me(自分本位・選ぶ側)」に逆転させます。


学生は学生で先に「for me(自分本位・選ぶ側)」の立場でいられた分、

今度は「for you(相手本位・選ばれる側)」の姿勢を発揮していくことになります。

いわゆる今度は企業にとってメリットとなる自分の強みや魅力をエントリーシートや面接でPRします。


お互いが「自分のためにも、相手のために」という対等な立場で向き合うこと。


就職活動とは良くできた構造だと思いませんか?


しか~し!


結果の出る学生と、出ない学生の差が明確になるのがこの構造に対する理解度です。

しっかり理解している結果の出る学生は、応募段階までは「for me(自分本位・選ぶ側)」ですが、

いざ企業に応募した瞬間から、いかに相手にとって採用メリットを感じてもらえるかを考えます。

応募した瞬間から「for me(自分本位・選ぶ側)」を「for you(相手本位・選ばれる側)」に

見事に切り替えるわけです。

そして以降、企業に見せる姿勢、企業に伝える言葉には全て(だから私は御社のお役に立ちます)

という気持ちが込められるのです。


一方、結果の出ない学生は、応募前も応募後も最初の「for me(自分本位・選ぶ側)」のまま。

終始、自分がこれをやりたいから、自分がこうなりたいから、自分がこれが好きだからと、

自分本位の願い事オンパレードの志望動機を繰り広げます。

また企業と相対する姿勢も、企業側の自分への働きかけに委ねており

「企業がフランクな面接をしてくれたから自分も自分らしく話せた」なんて言ってみたりします。

相手に先に動いてもらうなど自分本位以外の何ものでもありません。


さあ、皆さんはどう捉えるでしょうか?


プロポーズする相手に向かって「私の幸せのために結婚してください」と言いますか?

それとも「あなたを必ず幸せにするから結婚してください」と言いますか?

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