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ギリギリに動く・・・
就職活動の様々な場面で多く見られる学生の動きです。
ギリギリに申し込む、ギリギリに提出する、ギリギリに連絡を入れるなど、もちろん全ての学生がそうということではありませんが、以前よりも増えている印象は受けます。
かくゆう私自身も学生時代はギリギリどころか、ギリギリを通り越して諦めるなんてこともしていたイケてない学生だったため、4年生になっても卒業に必要な単位を20単位も残してしまっていたという苦い思い出があります。
そんな私も何の因果か、いまは大学で授業を担当する身になり、かつての自分と同じようなギリギリ学生を多く見る側になりました。
2019年の就職活動は今年に続き短期決戦であり、事前準備の差が明暗を分けるのが明らかだといえます。
しかし、もしこのギリギリにならないと動かない習慣を自覚していたとしたら、就職活動に対してはぜひ改めてほしいというのが今回の記事です。
以前twitter上で「エントリーシートは提出期限に間に合っても最終日に速達で届けるようなギリギリの動きをしていたら評価に影響する」とツイートしたら、私を企業の現役採用担当者と間違えた人たちから「だったら何のための期限なんだ?」「期限に間に合ったのに評価に影響するなんてありえない!」などというコメントをいただき、プチ炎上したことがあります(苦笑)
しかし、実際のところこれは事実。
やはり企業としても早く動ける学生には主体性、自発性、行動力、自社に対する強い思いを感じ、ギリギリの学生には主体性、自発性、行動力の低さと共に自社に対する思いの低さを感じます。
「締め切りギリギリで深夜に郵便局に駆け込んだ!」というのは決して美談ではないのです。
実際、就職活動は「相対評価」の世界だといわれます。
相対評価の対義語は「絶対評価」といいますが、絶対評価というのは、例えば合格基準を満たした人は全員合格というもの。
それに対し相対評価というのは、合格基準を満たしていても合格者の割合や人数が決まっているため、その合格基準を満たした人の中からさらに合格者・不合格者を決めなければならないというものです。
採用人数が決まっている就職活動はその相対評価の世界。
例えばエントリーシートに提出期限があれば、その期限を守りさせすれば合格基準は満たしているといえるでしょう。
しかし、書類選考も筆記テストも面接も、基準を満たした人が合格なのではなく、基準を満たした人の中から合格者が選ばれるということなのです。
また面接でも「自分のどこが悪かったんでしょう?」と相談を受けることが多いですが、人柄も仕事への適性も学生時代に経験してきたことも全く問題ない。
いわゆる、その学生に悪いところがあったのではなく、相対評価の中でさらに上をいく学生が合格したということなのです。
合格基準を満たした学生の中からさらに合格・不合格が選ばれていく。これが就職活動です。
ということは合格枠の中にギリギリ滑り込んでセーフではなく、合格枠の中のさらに中心を目指してこそ確実な合格に近づけるのだといえます。
気持ち的にも面倒なことを後回しにして、それを気にしながら過ごしたり、後からいっぱいいっぱいになるより、とっとと早めに済ませておく方が最終的には楽なはず。
間に合いそうにないから応募を諦めたという声もいつも聞きます。
これからの主体的な動きを応援しています!!