就職活動では様々な場面で皆さんの意見や考え方を求められるケースがあります。
例えばグループディスカッションもしかりですが、面接でも社会・業界の展望や課題、自分の将来へのビジョンなど、皆さんの考え方を様々な角度から聞かれます。
以前、学内でのグループディスカッションの実習の場でこんな光景がありました。
普段、誰とでもすぐ仲良くなれて、コンパでもサークルでもグループとなればいつも積極的にリーダーシップを発揮している学生が、ディスカッションの議論中、貝のように固まってうつむき、何も発言できなかったのです。
それはなぜなのか?
例えば・・・
・食品業界を志望しているとして「食品衛生法」を知っているか?
・自動車業界を志望しているとして「アメリカとの自動車関税問題」を知っているか?
・玩具業界を志望しているとして「子供人口の推移」を知っているか?
いくら誰とでもすぐに打ち解け、リーダーシップや協調性を発揮できる能力を持っていても、課題として出されたテーマに対しての「知識(または経験)」がなければ、ディスカッションにさえ参加できなくなってしまうケースが多くあります。
逆にいえば、普段はとても口数が少ないのに、出題された「テーマ」について知識や勉強した経験を持っていたことから、水を得た魚のようにノビノビとディスカッションに参加できたという学生もいます。
もちろんディスカッションだけでなく面接でも「~についてあなたはどう思いますか?」という質問として展開されることも多く、また面接で自分自身のことについて質問される際も、結局は自己分析を通じて自分のことを知っているから自信を持って答えることができるのだといえます。
他にも面接で入社後のビジョンや目標など聞かれたときに、実際にまだ仕事をしてないし分からない…と固まる学生が多いですが、OB訪問や仕事研究のセッションなどで卒業生や社会人からいろいろ話を聞いている人は、その知識を元に「私なら~」と意見を持てるというわけです。
■知っているから自分自身の視野も広がる。
■知っているから様々な意見や考え方を持つことができる。
■知っているから周囲が納得できる意見や考え方を持つことができる。
就職活動では皆さんの様々な意見や考え方を聞かれます。
それらを述べるうえでも、また、それらの意見や考え方を生み出すうえでも、多くの知識や事例がとてつもなく強い武器になります。
新聞を習慣的に読み、ニュースを毎日チェックすること。
そして自分自身のことも自己分析によって自信を持って答えられるようになりたいですね。
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