こんばんは!
例えば面接で入社後の抱負や、仕事の目標を聞かれたときに多いのは
とにかく「お客様に夢や感動を与えたい」という回答。
では「自社の利益とお客様の利益どちらが優先ですか?」と聞かれたときに多いのも
「もちろん断然お客様です!キリッ」という回答。
とても大切な考え方であることは間違いないのですが
その回答の裏には会社が儲けることに対する批判的な考え方もチラチラ見えてきます。
そしてこのような回答に対する企業からの評価はあまり良くなく、
理想なのは自社の利益もお客様の利益も両方大切に捉えること、
いわゆる「WIN-WINの関係」を目指すということだと思います。
なぜなら企業は会社法によって「営利を目的とする」と定められており
その営利追求の活動によって社会貢献を果たすという仕組みが作られているからです。
営利追求がもらたす社会貢献には主に3つのことが挙げられると僕は考えています。
1:法人税の納税
企業には個人の所得税などと同様に法人税というものがあります。
税率は国策などによっても変わりますが、現在は約36%。
利益の36%はしっかりと国に税金として納めていくのです。
その税金が、回りまわって私たち国民を支えてくれる大きな財源になっています。
ちなみに法人税収は約10兆円。
所得税、消費税と合わせて3大税収と言われています。
2:雇用と所得の創出
皆さんが新卒として就職できる企業があるのも、
企業が採用を必要とするほど事業活動が活発であるからだといえます。
もし多くの企業がお客様に利益をもたらすばかりで
会社は赤字を出し続けるとしたら、当然事業継続は厳しくなり
新たな雇用ができないばかりか、リストラが進むと共に
社員に対する満足な給与の支払いも困難になってきます。
雇用や所得の問題というのは、
国の政策などではなく企業の活発な活動に委ねられているのです。
そして働く私たちもまた働いて得た給与から税金を払っているわけなので
企業だけでなく私たちも働いて所得を得ることで社会貢献ができているといえますよね。
3:市場原理の活性化
市場原理とは「利潤動機と競争によって社会的な効率を達成すること」とあります。
簡単に言うと、企業同士が利益競争をしてくれることで、
簡単に言うと、企業同士が利益競争をしてくれることで、
モノやサービスの進化が促進されると共に、
価格も効果的に下がっていくことを指します。
価格が発売当時の10分の1といわれる液晶テレビも
市場原理を示す一例だといえるでしょう。
このように企業が利益を競って競争してくれるということは
私たち消費者、あるいは社会全体の進歩というものに対して
大きな恩恵をもたらしているといえるでしょう。
企業は利益を上げて社会貢献、私たちもしっかり所得を得て社会貢献。
企業は自社にとって「利益貢献が期待できる学生」を探しています。
その意味を理解してもらえたらうれしいですね(^^)v