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企業が実績や成果以上に重視するもの

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こんばんは

本日ここで紹介したいのは「企業が学生の採用にあたって重視した点」の集計データです。

これは日本経団連が加盟企業に調査し公表した2018年4月採用時の最も新しいデータですが、自己分析や自己PRを考えていくうえでの参考にしていただけたら幸いです。

いくつか参考にするうえでのポイントを述べておきますね。

まずこの調査において15年連続の1位である「コミュニケーション能力」ですがこれは伝える力や聞く力、マナーを含め人間関係を自発的・積極的に作れる能力の総称であり、もし自己PRで「コミュニケーション能力」を取り上げるなら、もう少し細分化したいところです。

例えば自己PRで単純に「私はコミュニケーション能力があります」と話しても、「それはどんなコミュニケーション能力を指すのか?」ということになります。

人に働きかけができるというコミュニケーション能力なのか?人を思いやれるというコミュニケーション能力なのか?特に最近はコミュニケーション能力の中でも、他者を思いしっかり受け止めるという意味での聞く力などもとても重視されています。

そのほか上位に位置するものを見れば、社会人として自ら考え行動する力(主体性、チャレンジ精神)や組織の一員として働くことのできる力(協調性、誠実性)が重視されていることが分かります。

特に主体性は9年連続2位であり重要な能力、姿勢だといえますが、コミュニケーション能力と並んで単に自己PRで取り上げたら良いというものではなく、就職活動中の皆さんの動きそのものからもしっかり見ています。

簡単にいえば企業との連絡のやり取りや面談などにおいて決して受け身や待ちの姿勢にならず、自分事として積極的に動くことが大切になってくると思います。

逆に少し意外かもしれないのは下位の内容。

「語学力」「学業成績」「留学経験」などが並んでいます。

せっかく留学に行って語学力を身につけたのに評価してもらえないのか?
そんな思いも生じるかもしれませんが、ここでの企業のメッセージとしては、何をやったのかというそれぞれの成果ではなくその成果に至る行動を通じて身に付けた能力や姿勢だといえます。

すなわち「優秀な学業成績を収めました」「アメリカに語学留学に行きました」ではなくそれらを通じて今後の就職に再現できる何を身に付けたのかを振り返ってほしいということ。

特に自己PRでは取り上げる活動や成果以上にそのプロセスにある課題解決のエピソードを期待されており、その過程で発揮した、あるいは身につけた仕事に再現できる能力の持ち主かどうかを評価します。

いわゆる自己PRで大切な視点は「WHAT」ではなく「HOW」であり、「何をやったか人か」ではなく「どうやって問題解決した人か」を見ているといえるでしょう。

以前も私のいる大学で優秀な学業成績で特待生に選ばれ学費の全額免除を獲得した学生がそのエピソードを自己PRで紹介しましたが、本人がアピールしたのは勉強会仲間を作って共に切磋琢磨したことや、細かな勉強上の目標管理を行ったことでした。

皆さんは自分のPR材料にどんなエピソードを取り上げますか?

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