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今年目立ったのは長引く「リセット再始動型」

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こんばんは。

19卒の学生の8月時点での平均エントリー社数は25社。
これはある就職ナビ調査によるものですが、この数字に対して皆さんは多いと思われるでしょうか?それとも少ないと思われるでしょうか?

もちろんインターンシップを通じての早期選考などであっという間に進路が決まったという学生もいると思いますが、3年くらいまで学生の平均エントリー社数は80社を超えていたことを思うと、かなり少なくなったという印象を持っています。

また平均25社で結果が出たというわけではなく、いまもこの数を大きく超えて頑張って就職活動を続けている19卒の学生たちも多数います。

今年このようにエントリー社数が減った背景としては、もちろん以前よりも売り手市場ということもあったり、日本経団連所属企業の多くが6月から面接開始のため、結果が出るまでは他をエントリーしないという心理も働き、6月になるまで他へのエントリーを積極的に行わなかったということもあります(6月に振り出しに戻った学生も多数)。

しかし学生の動きを見ているなかで、エントリー社数が減った原因の一つとして目立ったのは、ちょっとエントリーしてはその結果が出るまで他をエントリーせず、結果が出揃ったところで次のエントリーをしていくという動きです。

小出しの就職活動ともいえると思いますが、この動きを私は「リセット再始動型」と名付けました。

すなわち限られた就職活動期間のなかで常にリセットと再始動を繰り返しながら、結果として時間がかかる就職活動を招いてしまったという動きを指します。

本人たちにとっては同時に数社の選考を受けることも目いっぱいだったという声もありますが、やはり危惧する事実として、一つ一つの行動に時間をかけ過ぎていた(締め切りギリギリになるまでなかなか動かない等)という印象は拭えません。

かつての就職活動といえばピーク時には毎週の平日は常にどこかの面接が入っているような動きで、学生たちのスケジュール表も予定で埋め尽くされていました。
たしかにいまは以前よりも売り手市場ではありますが、大手に限っていえば応募者が激増したことでリーマンショック時並みの狭き門になっています。

気持ちにゆとりが生じたのか?それとも行動力というものが低下したのか?それとも数社ずつコツコツと受けていくことが普通だと思ったのか?それは分かりませんが、事実として残ったのは、結局このリセット再始動型の動きをしていた学生の多くは就職活動が長引いた=当初行きたいと思っていた企業や業界には行けなかったということです。

ちなみに「エントリー」というものは選考を受けたい企業というわけではなく、選考を受けるかどうか決める前に自分に選考に関する情報を欲しいという意思表示であり、応募のまだ手前だということも理解しておきたいですね。
積極的に多くエントリーして、その後で実際に受ける企業を絞っていくのが就職活動の動き方です。

もしかしたらこのリセット再始動型の動きをした学生の中には、選考を受けたい企業にしかエントリーしてはだめだという意識があって小出しのエントリー、選考を続けていった可能性もあります。

20卒も基本的には今年の学生と同じ動きになります。
今年の目立った動き方が皆さんにとっての行動計画を立ててくうえでの何か参考になれたら幸いです。

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